◆フキ味噌

　近所の無人野菜販売所でフキノトウを買った。100円でけっこうな量。実は、いままでフキノトウの料理を作ったことがない。で、とりあえずは順当にフキノトウの天ぷらを作ってみた。ま、こちらは可もなく不可もなく、といった出来上がり。
　次にチャレンジしたのが、フキミソ。フキノトウの味噌和えである。単純な料理ではあるが、ぜひとも食べたかったから。

　作り方は、いろいろなサイトで調べてみたが、どうも決まったレシピはないようなので、適当にアレンジして実行に移す。
　まずはフキノトウを４つほど、茹でる。あまり柔らかくせずに湯から上げ、細かく刻む。ここで、あまり大ざっぱにしないほうがいいようだ。できるだけ細かいほうが、より香ばしくなる。逆に食感を残すには、ちょっと大きめがいいだろう。
　小さいナベに、ミリンと酒を大さじ２ずつ入れ、沸騰させる。そこに刻んだフキノトウを入れて、焦げないようかき回しながら、少しずつ味噌を溶かしていく。この味噌の量は、味をみながら決めたほうがいい。甘さが足りない場合は、砂糖を入れる。
　熱しすぎると苦みがなくなるような感じがするので、そのあたりも好み次第だろう。私は苦いのが好きなので、なるべく「原型」としての味を残すようにしてみた。

　とにかくご飯に乗せてたべると、やけに食が進む。あるサイトでは酒の肴として紹介されていたが、それもいいだろうな。どれぐらい保つかは試してないから不明だが、翌々日あたりまでは冷蔵保存でまったく味に影響ないみたい。
　季節限定、いまだけの料理である。ほとんど想像で作ってみたが、なかなか上手くいったので、今回は星３つというところか。
　早速、翌日にも無人の販売所に行ってみたが、もう置いていなかった。帰りにスーパーに寄ると、もっと少ない量で200円という値がついている。買わずに帰ってしまいました。

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