◆冷やし呉汁

　テレビをつけたら「世界のひんやりスープ」の特集をやっていた。南スペイン・アンダルシア地方のガスパッチョは野菜がいっぱい、トルコのジャジュクはヨーグルトスープ、タイは冷やしトムヤンクン等々……。どれもおいしそう。そして、料理研究家の赤堀博美さんが豆乳を使ったオリジナル「かんたん冷やし呉汁」を披露した。出演者は冷やしトムヤンクンとこの冷やし呉汁が最高だという。が、番組（ＮＨＫ『生活ほっとモーニング』）の前半を見損なったので作り方は不明。「レシピは番組のＨＰでも……」と言っていたが、ＨＰにはなんと材料しか書いていない。
　で、以下の材料を使って、出演者が食したときのリアクションをヒントにつくってみた。出演者いわく……「簡単ですね」「火を使うのはナスのみですからね」。
　材料（４人分）は次のとおり。
みそ　大さじ３
豆乳　カップ３
だし汁（昆布）　カップ１／２
ナス　３本
オクラ　４本
ミョウガ　１個
アサツキ　少々

　すり鉢に豆乳を適量（全部入れるとかき混ぜるときにこぼれる）入れ、味噌を溶く。味噌は茶こしなどで漉しながら溶かしてもいいかも。そこにだし汁と残りの豆乳を入れる。私は昆布でだしをとるのが面倒だったので水で溶いた昆布茶で代用。これでスープはできあがり。氷を入れて冷やしておく。
　ナスは網で焼いて皮をむくのが正統だが、これも手を抜いて輪切りにしたものを網焼きに。スープにナス、小口切りのオクラを入れ、これを器に盛る。そこに千切りにしたミョウガ、そして小口切りにしたアサツキを添える。
　透明の器に盛ったら、けっこういい感じ。で、食べてみる。レンゲでスープを掬うとクリーミーな感触。口に運ぶと、塩がよく効いている。暑いときはこのくらいの塩味がいい。ほんのりした味噌の風味はおふくろの味だし、和洋料理のどちらにも合いそう。豆乳の濃さは好みで加減して（水か氷で薄めればＯＫ）。食欲のない朝にもおすすめだ。
　さて星の数だが、簡単さとクリーミーさ、そしてヘルシーさで星は２つ半。ただし、出来上がりはテレビと少々ちがっているかも（おいしけりゃ、いいか）。

index