◆高野豆腐カレー

　仕事をしたＪＡ全中（全国農業協同組合中央会）のある部署の入り口で、段ボール箱に詰まっていた小冊子。勝手に持っていってかまわないとのことで、適当にピックアップして持ち帰ったのが、これ、「からだとお肌にいい　ごはん・お弁当レシピ」。要は米の消費拡大のための宣伝パンフレットみたいなものである。
　ぱらぱらと覗いていたら、けっこう美味しそうな料理も出ている。で、ヘルシーだし、簡単そうだし、ちょうどカレーを食べたかったので、この高野豆腐カレーである。
　高野豆腐は買い置きがある。トマト缶もある。インゲンはないけど……ま、いいか。

　さて、材料は（２人分）、高野豆腐３切、トマト小１個、市販のカレールー。あと、インゲン100グラムとあるが、これはニンジンとジャガイモで代用しよう。そう、普通のカレーの肉の替わりに高野豆腐を入れるというだけのパターンに組み替えた。ただ、青いものがないので、敢えて長ネギを入れることに。
　作り方は、まず高野豆腐をぬるま湯で戻しておく。そして、食べやすい大きさに切る。ニンジン、ジャガイモは一口大、長ネギはちょっと長めに切る。そして、野菜は油で炒めておく。
　ナベで野菜と高野豆腐を入れて煮込む。野菜が柔らかくなったところで、カレールーを溶かし入れるのも、普通のカレーの作り方と同様でる。
　高野豆腐に味がしみたところで、出来上がり。

　ご飯にかけ、細かく切った長ネギの青い部分を上に乗せ、福神漬けを添えて、さあ、食べよう。
　うわっ……乗せた長ネギは失敗だった。この苦みは、カレーに合わないな。ただ、煮込んだほうのネギはなかなかに美味しい。トマトもほどよく溶け、ジャガイモ、ニンジンも柔らかくなって、口当たりが良くなっている。
　高野豆腐は、カレーがしみて、もともと味がついていたような感じに。ただ、歯ざわり、舌ざわりが、いまひとつかもしれない。ぼそぼそっというところが、イヤな人もいるだろうな。
　で、点数をつけようと思ったのだが、何と、今回はご飯が見事に失敗だったのである。半分は生米状態、火加減をミスったようだ。こんなのは初めてだ。というわけで、本当なら星１つ半だったところが、星半分という、いままでの最低点に終わりました。

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