◆キャベツと手羽元スープ

　いつもながら、トレーニングに通っているジムの控室にあった雑誌に出ていた料理を試してみることに。とはいっても、今度もまた料理といえるほどたいそうなものではなく、そのためメモも取らずに記憶を頼りに作ったので、さて出来はどうなるか。
　週に一度宅配される野菜に、ここんとこ立て続けにキャベツ一玉ずつが入っている。これを消費するのはなかなか大変なのだ。トンカツ屋さんの「おかわり自由キャベツの千切り」みたいなのばかりじゃ飽きてしまうし、あれは案外量がはけない。それで、雑誌や何かで調理法を探していたのである。

　材料は、２人分でキャベツ1/4玉。手羽元２本。塩、コショウ、醤油。これだけである。スーパーでは手羽元というのが２本だけでは売っておらず、しようがなく６本入りを買い、もし美味しければ後日再度作ろうと冷凍庫へ。
　まず、ナベにお湯を沸かし、手羽元を入れる。臭みを取り除く意味があるのだろう。その間にキャベツを櫛形に切っておく。
　大きめのナベに切ったキャベツと水をカップ２杯、それに茹でた手羽元、塩少々を入れて煮込む。メドとしてはキャベツがしんなりして、食べやすい柔らかさになるまでだろう。
　柔らかくなったら、塩、コショウ、醤油を入れて味を調える。コショウと醤油は少なめにして、味見しながらが増やしていくのがいいようだ。

　実は、数年前から鶏肉が苦手になってきた。焼き鳥程度は何とか食べられるのだが、水炊きやチキンカツなどはほとんど口にしていない。それで、今回の料理はちょっと冒険ではあった。
　結果は、案外に臭みがなくなっていて、けっこう食べられました。
　個人的な好みとしては、醤油は極力少なくして、塩とコショウの味付けだけのほうが美味かもしれない。
　二回目に作ったときは、最初に肉を茹でるときに野菜クズや塩で味付けをしてみたのだが、こっちはさらに美味しくなっていた。
　体にも良さそうだし、キャベツも一気になくなっていくので、かなりの高得点か、と思えたが、いかんせん作る季節が悪かった。これは、もう少し涼しくなってからの料理だろうな。玉のような汗に紛れて、星は２つというところか。

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