◆ピリ辛ウナギご飯

　夏バテ解消にウナギがいいのは分かっているが、廉価のせいで食べ飽きたか、あるいは冷たいものの飲み過ぎで「ちょっと鰻丼は……」という人におススメなのが、ピリ辛ウナギご飯。
　名前のように辛さを軸にして、食欲を増進させようってのが目的なのだ。考えてくれたのは、管理栄養士の金丸絵里加さん。レシピを見ながら、さあ、挑戦。

　材料はウナギが１串、米２合、ニンジン半分、ニラ１／２束、ウナギのたれ大さじ４、コチジャン小さじ１、酒大さじ２。
　ウナギは串から外して細切り。ニンジンも細切り。炊飯器に研いだ米を入れて、ウナギのたれ、コチジャン、酒を合わせた調味料を入れて、さらにはウナギ、ニンジンも加える。そして、通常の水加減にして炊く。
　ご飯が炊き上がったら、３センチぐらいに切ったニラを加えて、少しの間、蒸らす。最後に全体を混ぜ合わせればできあがり。

　金丸さんによれば、ウナギによってスタミナがつくのは分かっているが、カロリーが高すぎるのが困りもの。それで、炊き込みご飯にして、何度かに分けて食べれば、カロリー調節ができるのだ。コチジャンの辛みは食欲を刺激し、ニンジン、ニラによってビタミンＣの補給にもなる。また、ウナギに含まれるビタミンＢ１の吸収も高めてくれるから、一石何鳥にもなるってわけ。

　さてさて、できました。
　たれのせいか、釜の底のほうのご飯がこげていた。ぷんと、辛みの強い香り。唾が湧いてくる。
　混ぜて、上のほうにニラがくるように盛りつけて、食卓へ。
　なかなか、イケるではないですか。上手くいったみたい。少しウナギの油が気にならないこともないが、これが、旨みにもなっている。
　辛いのは苦手なのだが、これはもっと辛くても良かったか。今回の星はその分を差し引いて、二つ半。