◆豆腐の蒲焼き

　スポーツクラブで汗を流した後、スポーツドリンクを飲みながら雑誌「〇×クラブ」をぱらぱらめくっていたら豆腐料理の特集が目に止まった。うちの冷蔵庫には今朝、味噌汁の具に化けそこなった（つまり、朝ご飯をつくらず、喫茶店のモーニングサービスですませた）木綿豆腐が１丁あるはず。で、一番簡単で、おもしろいものを試してみた。
　豆腐の蒲焼き。辞書によると、蒲焼きとはウナギやハモなどをタレで焼くこと。その外観が樺の皮に似ているので、こう呼ばれているとか。

　つくり方（２人分）は、木綿豆腐を薄く切り、それに海苔を載せて小麦粉をまぶす。その両側をフライパンで焼くだけ（うちではヘルシーにグレープシードオイル使用）。皿に盛って、タレ（醤油大さじ２、砂糖と水大さじ各1.5、酒とみりん大さじ各１）をかける。すりゴマ大さじ1.5と小口切りにした万能ネギ１本を添える。
　なんとなく蒲焼き風。ベジタリアン料理なら、これは「蒲焼き」として十分に通用する。ところが、またやってしまった。ちゃんとゴマも常備してあったのに使うのを忘れた！　食べながら、「この淡泊さはゴマ油を使うことによって克服できる」とエラソーに思っていたら、やっぱりゴマが足らんかった……。
　それでも簡単で、一応おいしかったので、星１つ。満天（満点）の三つ星にはなかなか手がとどかない。ぐヘッ。

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