ある所で聞きました。財務省やら外務省やらのおカネにまつわる、隠された不祥事はひどいそうです。日本の屋台骨を揺るがすのではないかと。要するにおカネだけが人生という人生哲学が日本人の間にひろがっているからでしょう。
　こうしたおカネ第一主義の人間はいつの世にもいました。しかし現代は、そうした思想のウィルスが異常に増殖しているのではないでしょうか。日本の屋台骨を揺るがすどころか、本当に日本を滅ぼすかもしれない潜在力が、そうしたおカネ第一主義のウィルス増殖（毎年冬に流行するインフルエンザのウィルスのような）にあるような気がします。
　よく知られた詐欺横領の仕組みは、厚かましくも単純です。そして、騙される方はもっと単純に騙されています。これは庶民諸君もおカネ第一主義のウィルスに犯されていたからだと言うほかはないでしょう。
　こうした傾向が日本人の一定のパーセントを越えた時、日本は滅びると予言してもいいでしょうね。滅びないまでも、世界の二等国、三等国に脱落することは確実です。
　清貧でも清富でもいい、昔から言うところの「自ら独りを慎み、暗夜を欺かず」という意気がほしいものです。心にイエス様を迎え入れ、イエス様に心の王様となって頂くとき、それは可能になるのです。