元気のいいクリスチャンが少ないようです。信仰のあることは確かで、イエス・キリストの贖いによって義と認められているという信仰の基本はしっかり握っています。
　でも、どうも弱いのです。
「わたしの恵みは、あなたに十分である。わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである」という主のお言葉や、「ですから、私は、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。なぜなら、私が弱いときにこそ、私は、強いからです」というようなパウロ流の言葉に立てこもって、開き直り、安住しやすいのだろうと思います。
　それが悪いとは言いません。しかし、もっと雄々しい勇敢な信仰の生き方があるということを知っていただきたいのです。内村鑑三先生のいうような「勇ましくて高尚な生涯」ですね。
　もちろん、前述のイエス・キリストにある義認の信仰がすべての基礎ではありますが、しかし、いわゆる「信仰のみ」では進歩向上がありません。第一、進歩向上なんて律法的で信仰に反するなどと思っている人もいるのではないでしょうか。でも、信仰の進歩向上、強化深化は救われたその日から聖霊さまの導きによって着々と進むべきだと思います。
　まず、第一に「神様の力は絶大である。なんでも出来るお方である」と告白、宣言して、信仰を高めましょう。第二に、祈れば必ず神様は答えて下さるという確信と、その実体験を積みあげましょう。信仰は体験を積み重ねると「それは当然出来る」という落ち着いた信仰に成長するのです。第三に常に感謝し喜ぶことを身に着けましょう。
　体が燃え上がるような日々を送ることです。そうすれば、あなたは元気のいいクリスチャンになれますよ。