次の言葉をお聞きください。「神様が人にあたえる問題には必ず答えがある。人がその問題に答えることができなかったときは、神様が悪いのではなく、その人に努力がたりかったのである」。
　どなたか、偉い宗教家の言葉かと思いますね。実は、アメリカが生んだ世界の発明王エジソンの言葉でありました。
　私は少年時代、エジソンがあこがれのまとでありましたから、エジソンのことはたいてい知っているつもりでありましたが、テレビなどで初めて聞くすばらしい言葉がたくさんあります。
　エジソンの言葉のなかでも特に有名なのは「天才とは１パーセントのインスピレイションと99パーセントの汗である」という言葉ですね。彼の働きぶりは出勤記録のタイムレコードが残っていますが、それを見ると、一日平均15時間は仕事をしているようです。睡眠が一日３時間だったかとか、５時間だったとかいう伝説もけっして嘘ではなかったようですね。
　彼は言うのです、「怠惰による喜び、というような風潮が世間にはびこっているが、これは迷信だ」と。
　実験は何度も失敗しますが、研究員を励まして言います。
　「すべての失敗を否定的に受け取らないで、肯定的に考えるのだ。君の実験結果はけっして失敗ではない。使ってはならない材料や手段・手順を発見したということなんだよ」
　新約聖書マタイによる福音書第７章７節にあるイエス様の言葉、「求めよ、そうすれば与えられる。捜せ、そうすれば発見できる。門を叩け、そうすれば門は開かれるであろう」。
　神様は私たちに善きものを与えようと待ちかまえておられる。私たちは求めましょう。さらに捜しましょう。それでも見つからなければ、さらに門を叩きましょう。