「豊かな人生の条件は……」という賛美の曲があったが、最近は、この教会ではあまり歌わないようですね。ところで、この「豊かな人生の条件」ですが、その条件は幾つも並べるほど、沢山あるわけではありません。
　端的に言えば、答えはただ一つ。
　それは「神を信じなさい」という答え、たった一つでよいのです。神様は天と地とを造られた方、万物は主のものである。だから、「豊かな人生」は、神様のところにあるのです。
「豊かな人生」は、神様に求めればよいのです。「求めよ、さらば与えられます」なのです。
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　世の中で、多くの人が一番、求めるものはお金でしょうが、このお金だって、求めるものには神様は豊かに与えて下さるのだと信じようではありませんか。
　最近、問題になったのは「パワー・フォー・リビング」という新聞やテレビによる呼びかけですが、なんだか不気味な感じもしたものです。
　申し込んでみると、キリスト教の信仰の本を送ってくる。タダです。この本は未信者の人だけにあげます、という単純な申し出なのです。
　調べてみると、どうもこの運動のためには10億円の資金が用意されているといいます。金は有るところには有るものだなあ、と感嘆しますねえ。
　そうです。クリスチャンは貧乏であってよいはずはない。「金ぐらいなんですか」と言ってみたい。神様が背後におられるなら、それくらいは言える筈です。
　そうだ、「金ぐらいなんですか」と言ってみよう。まず、神様に求めよう。「信仰を、聖霊を、賜物を、勇気を、知恵を、愛を、喜びを」、そして遠慮せず、金も大胆に求めましょう。