世間で言う「ゴールデン・ウイーク」です。日本語（漢字）に直すと、黄金週間。このほうがはるかにインパクトがあるように思うのですが。
　なぜ、黄金週間と言わないのでしょう。日本人のカタカナ好みの故なのでしょうか。黄金週間と書くのは、ちょっと大仰。新聞や週刊誌の記者さんにしてみれば、ゴールデン・ウイークのほうが語呂もいいし、軽くて流行語として扱いやすいわけでしょうか。
　遊んでばかりおれるから、ゴールデン・ウイークでしょうか。しかし、こういう時こそ。いそがしく働いている人たちもいますね。交通機関の人たち、また観光事業の現場の人たち。
　そして、もっと忙しい方がいます。聖書を開いてみましょう。神様とイエス
様です。イエス様は言われます。
「わたしの父は今に至るまで働いておられる。わたしも働くのである」（ヨハネ５：17）と。
　私（釘宮）は牧師です。牧師というのは日曜日だけ働けばよい仕事のようにも思われましょうか。気楽な商売だ。それに「先生、先生」と尊敬される。益々いい、ワァー、ぼくも牧師になりたい、と思う人はないでしょうが……。
　でもね、なかなかしんどい仕事ですよ。
　しかし「仕事」というのは、本来「仕える事」と書いてあります。牧師は神様に仕え、人に仕える仕事です。皆さんも、どんな仕事でもイエス様と同じく、「わたしも働くのである」と、言ってください。
　仕える日々こそ、本来「黄金週間」なのであると私は言いたいのです。まさに私たちの日々はゴールデン・ウイークなのです。神様が見てくださっています。身に過ぎた光栄です。誰が、この光栄に耐え得ましょうか。感謝一杯に身をかざして生きたい。生き続けたい。主にあって、黄金の日々を。