ノーベル・ヘイズという先生の「いつも礼拝していなさい」という本と、同じ著者の「こうして強くなりなさい」という本を読みました。
　早くから購入していた本ですが、今回はじめて開いたのです。読んで、本当に恵まれたと思いました。
　そこで次の日の朝の祈祷会で早速「いつも礼拝していなさい」というメッセージをしてしまいました。
　実は祈祷会で長いメッセージをして、信徒の皆さんの祈る時間も無くしてしまうのは、本来おしゃべりの私の悪い癖なのです。これは私の少年時代から青年期まで通ったそれぞれの教会の祈祷会がそんな風だったので、祈祷会とはこんなものだと思いこんでいるところがあります。
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「先生、祈祷会というけれど、私たちの祈る時間はありゃせんに……」と、大分弁で抗議されて、今更のように、「ほう、そうかいな」と私は気がついて、祈りの時間をメッセージのあとにホンの少し時間をあけるようになったのですが、まだまだ十分の時間を空けていないので、信徒諸君に不満が滞積しているかもしれません。
　ところで、そこへ「いつも礼拝していなさい」というメッセージです。席にすわる信徒諸君は呆気にとられたかもしれませんが、私は祈祷会に改革の時がきたという気がしていたのです。
　祈るという姿勢には、「求める」という意欲が強いと思えます。ところが「礼拝する」という姿勢には、ひたすら主を仰ぎ望む姿勢が伺える。これは素晴らしいと私は思ったのです。「求める」という姿勢はやや控えても、主を仰ぎ望む礼拝をしたい。これが今回の私の教えられたことであったわけです。