「われ死なば鯉幟をば立てよかし凱旋したるしるしばかりに」というある人の歌を思い出します。コイノボリのひるがえる季節となりました。
　我々の心も五月ばれのような自在な心になりたく思います。
　神様のなさることは、時々わからないことがあります。
「今わが為すところ汝ら知らず、後悟るべし」というキリストの言葉もありますとおり、私どもは最善を為したもう神様を信じていきましょう。

編集部註
この歌は杉山義次というクリスチャン、内村鑑三のお弟子さんの歌のようです。
長野県の上松町の人で、東京帝国大学農学実科を卒業して木曾山林学校の教諭となります。が、若くして病に倒れ、６年ほどの闘病の末に亡くなりました。享年32。
病床で正岡子規の『仰臥漫録』を読んでいたそうですので、その病身を憂う思いには共感するところがあったのでしょう。