サボテンが人間の意志や言葉に応答して笑ったり悲鳴をあげたりする、というアメリカ人の報告が、もう十数年も前に出ていました。訳者は例の竹村健一さんです。
　こうした面での、日本における権威者は橋本健氏なのです。彼は40年も前に信念力を計る電気器械を作った人で、これは当時の別府博覧会に展示されていた。
　この橋本先生が、以前「植物とお話しする法」という本を出しました。こういう話がもはや荒唐無稽な話ではなくなってきたのが楽しいですね。りんご作りのおじさんがりんごを可愛がると美味しいりんごができる、などということ、一部ではよく知られた事実です。
　Ｒ･フルガン著『人生で必要なことはすべて幼稚園の砂場で学んだ』という本を読むと、ソロモン群島の原住民の中には、太くて堅くて斧でも歯がたたないような木を怒鳴りつづけて、ついにその木を倒してしまう特異な能力者がいるそうです。
　まして人の心、言葉で殺しも生かしもできるでしょう。日本では昔から「言霊(ことだま)」といいます。また、聖書は言います、「言葉には人の魂を救う力がある」と。だから特に神による信念の言葉、愛の言葉、持続して告白しつづける聖書の言葉、これは人を変え、その人をとりまく事物を徹底的に転換させるのでしょう。